ひとめぼれ(おコメじゃないよ)

今後(再び)増えるであろうビデオ編集に向けて、ホットスワップ機構をもったPCケースをさがしていたところ、SilverStoneのFortress FT01Bというケースに目が留まった。


最安値は\25,679
漆黒のアルミ一体成型ボディに重厚さと優美さを漂わせる、端正なたたずまい。
逸材の香りがプンプンするのだが、価格.comでのレビュー/クチコミは1件のみ。

単体のホットスワップ対応SATAハードディスクドライブ用のCP05を1台付属、追加のCP05は別途購入可能

2chスレなどを目通しする余裕はないが、原因はこれか?

数少ない使用レポートが書かれたブログ

総合的にはなかなかのケースだと思います。ただ、個人的には「どうにもこうにもトキメキがない」というのが本音でして。「ここを直せばもっと良くなるのに」という箇所がなくて(笑)。裏を返せば完成度が高いケース」と言えるのでしょう。

というインプレで締められていた。

俺は十分ときめいちゃったけどね!

上記ブログ主の調べではホットスワップ用のオプション(SST-CP05)が980円とのこと。
3.5″ x 7を全部埋めたら6,000円ほどの出費になる(出荷状態で1基装着済み)が、一度にベイを全部埋められるようなユーザーにはそれほど痛い買い物でもないと思うんだが…。


以下、SilverStone Technology Co., Ltd – Designing Inspiration より抜粋。
(リンク先、FLASHによる図解あり)

正圧とは?

  コンピュータケースは通常、多くのケースファンを備えており、あるものは排気、他のものは給気に設計されています。給気ファンの総合的な気流が排気より大きいときに、ケースに正圧が生成されます。逆に、排気の気流が給気より大きいときに、負圧が生成されます。

ケースにおける気流への正圧・負圧の影響?

 正圧および負圧の間の主要な差は、通気口と様々な間隙に対する影響です。

   この写真は付加的な通気口がケースファンによってふさがれていない現在流通する高性能ケースの一例です。これらの通気はケースに存在する空気圧が正圧か負圧かによって排気か給気のいずれかになります。
*ケース内の気流の通り道として機能できるのは専用通気口だけでなく、写真に示されるような外側の隙間も影響を与えます。

正圧を有する利点:

利点1: ほこりの減少

 現在の新しいモデルのケースには、ケースにほこりがたまるのを抑えるため、ファンフィルタを備えた物があります。ケースに正圧があるなら、事実上ほこりをカットするフィルタを必要とするのは給気ファンのみです。

  図は、正圧の存在するケースが、フィルタなしの通気口と隙間から空気が外に漏れるので、給気ファンにフィルタを使用するだけでほこりを防ぐことができることを示しています。他方、負圧の存在するケースは、外気からフィルタなしの通気があることを示しています。そして、ファンフィルタが主要な給気ファンにのみ設置される状態では、ほこりがケースの隙間から容易に入り込みます。

 ほこりを防止するケースを設計する際に正圧を使用する考えはクリーンルームの概念から来ています。クリーンルームはハイテク、医療、食品加工業にしばしば使用されます。すべてのクリーンルームは、それらのレベルとサイズにかかわらず、ほこりが部屋に入るのを防ぐために正圧環境を維持するよう建設されています。

利点2: グラフィックスカードクーラーの効率の最大化

左: 部分的に密封されたグラフィックスカード 右: 完全に密封されたグラフィックスカードクーラー

   現在、すべてのオリジナルのグラフィックスカードクーラー(カスタムでない)が、加熱された空気がケースに逆流するのを防ぐよう、後部に向かって排気するように設計されています。

部分的に密封されたグラフィックスカードクーラー:

図A:加熱された空気の一部はケースから排出され、他はケースに残ります。

図A-1: 負圧ケースでは、排出されたはずの加熱された空気が付近のケース開口部からまた入り込んでケース温度を上げるおそれがあります。

図A-2: 正圧ケースでは、グラフィックスカードからの加熱された空気全部がケースから排出され、総合的な温度を低く保ちます。

完全に密封されたグラフィックスカードクーラー:

図B: 完全に密封されたグラフィックスカードでは、加熱された空気をケース内に排出しませんが、クーラーのファンはケースにおける圧力の影響を受けます。

図B-1: 負圧ケースでは、グラフィックスカード排気口を含むケースの開口部すべてから外部からの空気がケースに入り込もうとします。その結果、グラフィックスカードクーラーのファンは空気を排出するのに余分の出力が必要とされ、効率が下がりノイズが大きくなります。

図B-2: 正圧ケースでは、空気はすべての開口部とファンを通してケースから排出されます。その結果、ケースから空気を排出させるように設計されているグラフィックスカードクーラーのファンは増強された気流と、より少ない雑音で、より効率的に動作します。

自作erには常識かもしれないが、自分のために貼っておいた。

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