キマシタワー

スネアやシンバルの購入が続いて懐具合が怪しくなってきたので、マイネルの12インチハットを手放すことにした。買い手がつくまで2週間ほどかかったが良い値段で落札して貰えたので、この子には感謝したい。

そのタイミングを見計らったように、以前から欲しくてしょうがなかったハットを見つけてしまった。

Zildjian Special Recording Hi-Hats 12″

ドラムを始めることになって、リズムトラベラーを買い、最初に欲しいと思ったハイハットがこれだった。
新品は(私にとっては)高嶺の花、中古市場にはほとんど出てこない。そんな感じだから運が向いたら出くわすこともあるだろう、くらいに考えて長いことアラートリストに寝かせていたのである。

余裕を持って入札しておいたのに終了直前で一気に高値更新、これ以上吊り上がると新品に目移りしそうな価格の一歩手前で無事落札。

枕元に置いて添い寝したい位には嬉しい。凹んだら困るのでしないけど。

届いた翌日、早速スタジオに持ち込んでみた。

12インチはやっぱりコンパクト、叩くポイントもそれだけシビアかと思いきや、いい加減に叩いてもそれなりに安定して鳴ってくれた。

音は全体的に明るくてクリア。基本的にハイピッチだけど、突出した倍音がないため安心して聴ける。刺さるような感じもギラギラした感じもなく、ドラムセットに馴染みやすい音色。

サイズの割に音量があると何処かで読んだはずだが、14インチに比べたら少し控えめな印象。ハーフオープンのコントロールが未熟な身にはありがたい。

形状は取り立てて特徴のないオーソドックスなもの。ニュービートのようにフットクローズのエア抜け音がないのはトップに1mm程の歪みがある所為だろうか。惜しい、と見るか、僥倖、と捉えるかは今後の付き合い方次第。

使ってみた印象を一言でまとめると
ややおっとり系の優等生ロリ
ではなく、
クセがなく扱いやすい小口径ハット
でした。
もうこれで小径ハットを求めてネットを彷徨うことは無くなったと思いたい。今後は探す楽しみから触れる楽しみにシフトしていくつもり。

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