明日も休みだ!うきうきセッティング♫

懐かしいフレーズを口ずさみながらペダルを調整してみました。

対象 DW-6000CX
問題点 打点(ビーターをピストンに見たてた場合の上死点)がヘッドから遠い感じを受ける。ヒットポイントが手前過ぎる。
調整の方向性 打点をヘッド側(奥)に移動する。

DW-5000/6000はフットボードあるいはビーターシャフトの調整機構を持っています(Bearing Spring Rocker Assembly)

具体的には、目盛りの上にあるボルトを緩めて、スプリングを引っ掛けているパーツをスライドさせます。
他社のペダルも似たような感じですが、DWはこの目盛りのおかげで変更量が分かりやすいのです。

ただ、残念なことにフットボードとビーターの角度を個別に調整できるような簡易機構はありません。(これは他社の一般的なべダルも同様です)

そこで今回はチェーンの長さを調整することでビーターとフットプレートの角度を変更します。
と言ってもチェーンを切ったりするわけではなく…

カム(画像では歯車)にチェーンが取り付けられているポイント(穴)を、チェーンを引っ張る方向に移すだけです。

とまぁここまでは買ってすぐに考えたのですが、いざチェーンを外す段階になると、破壊・損傷の危険性を感じてそれ以上触れることが出来ずにいました。

それから1年、私も少々の事では動じないメンタリティを獲得するに至りました。

「どう見ても外せるように作られているのだから外れない方がおかしい」

外した後に使い物にならなくなるかもしれない消耗品の存在を無視した発想ですね。こういう人は絶対エンジニアには向いてない気がします。

それでも思い付きと衝動に任せてチェーンを外す事にしました。

「バイクと同じように、チェーンに取り付けられているクリップさえ外せば後は簡単なはずだ」

ただしバイクのチェーンを外すのに成功した経験はゼロです。

Google先生の力を借りて、ペンチではさみ込んでクリップを押し出そうとしてもなかなかうまく行かず、時間だけが過ぎていく始末。

そう、バイクのチェーンに比べてあまりにも細く小さいのです。ならば、と用意した毛抜きでもダメ。

結局、マイナスドライバーを当てて叩き出すという力技で何とかクリップの解除に成功しました。もちろん力加減には細心の注意を払いましたとも。

あとは穴の位置をひとつずらして取り付け、作業完了。
ついでにフープを挟み込むクランプの調整。クランプを固定するボルトが緩まないように、ボルトの横から芋ネジで止められているので、六角レンチ(多分インチサイズ)を使わなければならない所が玉に瑕。

※それにしてもiOSの”かっこ”の予測変換の馬鹿さ加減はいつになったら修正されるのだろう。

兎にも角にもDW6000の調整は完了。

ビーターをヘッド側に傾けた状態でもフットボードが底付きしなくなり、フットボードを起こした状態でもビーターが足の甲を叩く事はなさそうです。

打点(上死点)がヘッド側に移動したおかげで、インパクト付近の動きが少しだけ軽くなった気がします。
自宅のメッシュヘッドで試しただけですので、スタジオのバスドラでリバウンドの感触も含めて再確認したいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。