ベースで最も使用頻度の高いエフェクターはコンプじゃなかろうか。
いや、どこにも根拠はないが。
コンプはダイナコンプしか持っておらず、これはアタックが潰れすぎるうえに低音が出ないのでベースでの常用は難しい。これまたクセの強いプリアンプを買ったばかりということもあって、あまり余計なことをしないタイプを探してみた。
MaxonのCP101。某楽オクで送料込み7,600円。
「ほぼ新品の中古品」と紹介されていた通りのコンディションに大満足。
回路も昔ながらのリイシューモデル。
裏パネルはビス2本で開けられるように改良された模様。
コントロールはSUSTAINとLEVELのみ。
シンプル。だがそこがいい。
筐体のデザインからだいぶMXRへの意識が汲み取れるが、出てくる音はダイナコンプと対照的。
伸びるけどパコパコしない、ノイズも歪みもないという地味子で優等生。
ベース用途に限れば、音がめっさ太くなるといった売りはないものの、美味しいところはちゃんとフォーカスされているというか、特にクリーンな設定ではピッキングの感触や弦の質感が心地よく伝わってくる印象を持った。
って書くとそれっぽいけどサンズ通しちゃえばあまり関係ないよねwwwww
なお、Maxonのサイトを見る限り、同社のCP9Pro+のようにベース向きというお墨付きはない。
4弦で使ってみた限りは上から下まで自然な感じだし、5弦使いのインプレでも高評価だった。
ベースで好まれる設定項目やバリエーションが少ないという意味なのだろうか。
【MaxonのFAQより抜粋】
MaxonのコンプレッサーCP9Pro+及びCP101は両機種ともアナログ回路です。
CP9Pro+ は、最新dbx IC4315を採用しており、ラックタイプのコンプレッサーとほぼ同等な性能が得られます。
CP101は、2ノブで扱いやすく回路にはフォトカプラを採用しておりナチュラルなコンプレッサーです。
またCP9Pro+はCP101よりも低域まで周波数帯域が延びている特性のため、特にBASS playerに高く評価されています。
【取説より抜粋】
各部の名称と使い方
①SUSTAIN (サステイン・コントール・ノブ) ピッキングしてから音が減衰するまでの時間を調整します。右に回すほどコンプレッションが深くかかり、音が伸びます。
②LEVEL(レベル・コントロール・ノブ) エフェクト音の出力音量を調整します。通常ノーマル音量とエフェクト時の音量が同レベルになる様に合わせます。
糞ベース改めEB-3は2ハムの割にゲインが低い。キャパギリギリのアンプしか用意されていないスタジオでは、ドラマーの耳にベースアンプの出音が届かない状況もありうる。
手持ちの機材からRAT2やOD-2を持ち出してみたところ、薄がけでもクセは出るし歪みや劣化は避けられない。ならCP101をクリーンブースターとして掛けっ放しにするのもいいんじゃなかろうか。
以上、ベースはアン直に限ると心の中で思っている者の戯言でした。
とか書いていたら似たような使い方をしてる方を発見。
http://studiokaz22.wordpress.com/2012/06/16/maxon-compressor-cp101/